
去年、私のクラスを卒業?した、モンゴル人のビジ君(写真 左)。
時々、後輩たちの様子を見に、クラスに顔を出してくれます。
昨日は、ビジ君にモンゴルと日本の「ありがとう」の違いについて話をしてもらいました。
モンゴル人って、親しい間柄では「ありがとう(バィ<span style=”color: #333333;”>ルララー)」って使わないんですって。
その根底には、厳しい冬を助け合って生きてきたモンゴル人独特の生き方があるみたい。</span>
― 助け合うのが当たり前 ―
親しい間柄で「ありがとう」というと、逆によそよそしい感じがして、壁を感じるんだとか。
その代わり、人に何かをしてもらった時は、その人の末永い幸せを願う、おまじないのような言葉を唱えるんだとか。
例えば、知人の家で、お茶を入れてもらった時は
「沸いたお茶は黒砂糖になれ。訪ねた家は豊かになれ」
子どもが、何かいいことをすると
「あぁ、いい子だ。山より高い体と、海より深い学問を持った人になれ」
4歳になった子供には
「長生きをして、ずっと幸せで、父に恩を返し、母を助け、国のために役立ち、人々の先頭を行きなさい」
など。
また、それぞれの季節ごとに、人に会った時の挨拶が違うのだとか。
例えば、春には、
「素晴らしい春をお過ごしですか?どんな冬を超えていらっしゃったんですか?家畜たちは無事冬を超えましたか?」
どの言葉にも、厳しい自然の中で生きてきたモンゴル人らしい、深い愛情が感じられ、本当に素敵だなと思います。
生かされていることへの感謝。助け合うことが「当たり前」という文化。
モンゴルに行ってみたくなりました。