
S・スマイルズの『自助論』。
一つ前に紹介した、喜多川泰さんの『手紙屋』でも使われている
ー天は自ら助くる者を助くー
という有名な一文は、この自助論からの引用です。
私たちの保育園で、大切にしているのもこの精神で、
「立案してーはじめてー続けてー終わる」までの工程を
園児たちが自分で完結できるようになるために、
大人はギリギリまで手や口を挟まないようにしています。
「古典」というと、昔の古臭い理論を、
成功者や学者が教養の一つとして読むような印象があるかもしれません。
去年ベストセラーになった本、今何冊書店にあるでしょうか。
一昨年人気のあった本はどうですか?
1859年に書かれたものが、今でも世界中で読まれているのは
「読んでいますというとかっこいい」からではなく、
なんども読み直す価値があると、
それを読んだ人の多くが感じ、大切にされ続けているから。
時代が変わっても、国や文化が違っても
長年受け継がれるものには合理的な理由があります。
ぜひ手にとって読んでみてください。
(マンガ版もありますよ)