

「お仕事だからね~、明日の給食になるんだよ!」
そう呼びかける先生の声が階段から聞こえてきます。
すると登場したのは自分よりも大きいボウルを抱えた小さいひとたち。
給食室のお手伝いで翌日の献立に使う野菜を洗うんだそう。
ニンジン、ジャガイモ、タマネギ。
明日の給食なんだろうね~。楽しみだね。と声を掛け合いながら。
上手に一枚一枚タマネギの皮を剥きます。
「みて~!しろくなった!!」
と職員ルームまで見せに来てくれました。
こんな風にいつもデスクの私へ声をかけてくれるんです。
上手く文章が書けなくてと唸っているときもこの笑顔たちに癒されています。
すると予想外の
ガブッ!!!??
絶対辛いでしょと思いつつもその姿に笑ってしまいました。
タマネギはつるつるしてるからみんな噛みつくのに苦戦。
その苦労の末に噛んでみたら「なんか苦い…」と顔を歪ませます(笑)
食べちゃダメと言うわけでもなく、一緒に笑いながら全力で楽しむ先生。
小さいひとたちがお手伝いすることを快く引き受けてくれる給食室の先生。
ここにいる大きいひとたちはとっても素敵でかっこいいんです。
そらのまちほいくえんで働き始めて一か月。
働く姿ってかっこいいなと日々惚れ惚れしています。
小さいひとたちも年齢の上の子が下の子をお世話したり、
先生のお手伝いをしている姿にもなんだかグッとくるものがあります。
小さいひとたちは本当に豊かです。
感じること、やってみたこと、全てにワクワクしています。
でもそれはきっと周りにいる大きいひとたちが豊かだからなんだろうなと。
大きいひとたちが常に新しいワクワクを小さいひとたちに届けてくれます。
こどもたちの親友でありたい。
その願いは、こうして園で過ごしている今よりもずっと先まで続きます。
いつか彼らが大きいひとになったとき、
私たちも一緒に毎日をワクワクして過ごせるように。
そんな未来が少し見えた気がした時間でした。
編集こぼれ話

翌日の給食で「ポークビーンズ」となっていました。
つき組のおともだちのみなさん、美味しかったね。