

そらのまちほいくえんライターのてらだおうみです。
こどももおとなも共に学ぶ。まさにそのことを実感できた活動がありました。
(現在、そらのまちほいくえんでは来年度に向けた保育士の募集を行っております。気になる方はぜひホームページをご覧ください。)
そらのまちほいくえんと株式会社無垢(出産祝いのココレカ)が共同経営をしている、日当山無垢食堂で販売されている春風ふぁ~むさんのサトウキビが、そらのまちほいくえんにも届きました。
(△日当山無垢食堂のFacebook投稿より。霧島市隼人で生産されているそうです。)
なかなか見る機会のない、珍しいサトウキビに小さいひとたちは興味津々。
(△怪しげにのぞき込んでみたり、)
(△くんくんと匂いを嗅いでみたり。パイナップルの匂いがするそう。)
「これがほんとにさとうになるの?」と不思議そうなみんな。その目の前で先生が食べ方をレクチャーしてくれました。こうやって食べます!
(△達人なのかなと思ってしまうほど綺麗に細くかじっていらっしゃいました。)
ええー!!かじるんだ~!と小さいひとたちは驚き喜び大はしゃぎ。
(△噛むたびに広がる甘さに小さいひとたちもこの表情。りんごよりも甘い!と言っています。)
今回の活動には【サトウキビを搾って出たシロップでジュースを作ろう!】というゴールがありました。でも大きいひとも本当にジュースを作れるかはわからない。みんなで挑戦してみようと思ったのです。
ぎゅっ、ぎゅっ。ぐぐぐぐ。
食べやすい大きさに切ろうとするとこんな音が鳴りました。硬さが伝わりますよね。
でもこの硬さが想像以上で。
フードプロセッサーを用意していたのですが、硬すぎて上手く砕けず蜜を全く絞れなかったのです。これには大きいひとたも頭を抱え、思いつく限りの方法を試してみました。
(△お鍋とボウルに挟んで潰してみたり。)
(△まな板を使って押さえてみたり。)
(△めん棒で叩いてみたり。)
しかしどの方法でもなかなか蜜を搾り取れません。歯で噛むとあんなに甘い蜜を吸うとこができるのに!やっぱり歯はすごいんですね。
どうすれば上手く蜜を搾れるか、大きいひとも小さいひとも考え、試行錯誤の結果、すり鉢とすりこぎを使うと一番多くの蜜が出ました!
(△一つひとつ押し潰すのでとても時間がかかる作業でした…)
たしかに大きいひとは“先生”だけど、何でも知ってるわけじゃない。もちろんできないこともある。
でも小さいひとの隣で試行錯誤する姿を見せることで、大きいひとも小さいひとも学びが多くなります。教え合うというよりも、一緒に学んでいくという感覚の方がが正しいのかもしれません。
(△一つひとつ絞っていく大きいひとたち。)
ゴールだったシロップを使ったジュース作りは出来なかったけれど、普段の給食やおやつに使われている砂糖を作ることが、こんなにも大変なことであること、その貴重さやありがたさを感じる食育活動となりました。
なにより、「自分の歯で思いっきり噛んだ方が一番美味しかったよ!」と元気よく話してくれた、小さいひとたちの笑顔の素敵なこと。また一つ、誇れる自信が出来たね。
(△おまけ。搾り取れたほんの少しの蜜を煮立たせてみるとなんだか飴のようなものが。)
編集こぼれ話

こんな風にやってみようと再挑戦に燃えています。