

「子どもたちにカメラを向けると、『見ちゃダメ~ひみつなんだから~』って、隠しちゃうんですよ」と剛先生。
そう、運動会を終えた10月末ごろから、5歳児さんの間では秘かに、ひみつが共有されています。
「ひ・み・つ」って、ワクワクしますね~。
発端は、卒園までに何をしたいか?という5歳児さんの「話し合い」でした。
ひより保育園では、何をするかを決めるのは先生ではなく、子どもたちです。
6人の5歳児さんは、ひより歴3年目。これまで子どもレストランを開いたり、お弁当を作って遠足に出かけるなど、様々な経験を積んできました。
そこで飛び出したのが、
「海へ魚釣りに行きたい!」
「5歳児だけじゃイヤだ。3歳児、4歳児も連れていきたい!」
という意見。これにみんなが賛同し、「ひみつの計画」はスタートしたのです。
※↑「」付きで、「話し合い」と書いたのには、訳があります
ひより保育園では、さかんに、「話し合い」が行われているから
それは、先生が教えて子どもが従う場ではなく
まるで大人がプロジェクトを進行するかのような子ども主体の「話し合い」です
幼児に、どうしてそんなことが可能なの~~???
そんなことにも追々迫っていききたいところですが
まずは、「ひみつの計画」を追ってみましょう。
「海までは歩けないから、電車で行かなきゃ」
「電車には39人も乗れないよね」
「先生たちはそんなについていけないけど、3歳児さんが海に落ちちゃったらどうしよう?」
問題が発覚し、すっかり頭を抱え込んだ子どもたち。
本人たちは気づいていませんが、昨年までは、年長の子どもたちがいろいろと考え、動いてくれていたのに乗っかってきただけ。
「誰かが決めてくれるだろう」という、投げやりな暗雲も立ち込めましたが、
「連れていく3、4歳児さんたちはどこへ行きたいんだろう?」と、リサーチをかけることで、
打開策を模索することに。
そしてなんと!3、4歳児の意見と、「海に行きたい」「魚に触りたい」という自分たちの希望を実現する折衷案として、3月初旬、魚にタッチできる水族館へ行くという着地点を見つけました!
違う意見をすり合わせ、自案を譲ってプランを決めることができた子どもたち。
なんだか少し大人に見えます。
「ひみつの計画」は順調に走り始めました。
が、計画の本丸はまだまだこれから!続編をお楽しみに。
PS.読んでくださったみなさん、ありがとうございます。
でも、これはまだ「ひみつ」ですよ。
♪嘘ついたらハリセンボン飲~ます。指切った♪
[ ひみつの計画 記事一覧 ]
・ひみつの計画 ④ 〜 Xデー!プレレストランは開店できるのか? 〜
・ひみつの計画 ⑤ 〜 「みかれゆきかレストラン」開店です! 〜
・ひみつの計画 ⑥ 〜 祝!目標達成。幼児が稼ぐってどういうこと?! 〜
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編集こぼれ話

種蒔きをはじめて3年目のひよりでは、いくつもの種が芽を吹き、葉を広げ、枝を伸ばし、森が作られつつあるようです。私はこの素敵で不思議な森を、目に見えないこびととなって探検したい!それを多くの方にお伝えできたらいいな、と思っています。
これからはじまる、ひよりの森探検におつきあいください。