読みもの
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いろんな色、イロ。

おうみの窓

またまたある日のこと。

年長さんのクラスが、小麦粉粘土で遊んでいました。

まるでパンを作るように彼らは一生懸命こねます。
この日は食紅を使って着色までしてみました。

「あーかーがーいーい!!」と大人気の赤色。

小さいひとってどうして赤が好きなんでしょうね。
ヒーローとかをよく見てるから?イチゴやリンゴが赤いから?

そんな中、こんな色を選んだひとがいました。

 

なんて渋い色!
まるでよもぎの葉っぱみたいだね~と声をかけると

「あかとみどりをまぜたんだよ~!」

と教えてくれました。
私は赤と緑を混ぜたらこんな色になるのかと素直に感心。
混ぜてみようと思うあたり、やはり小さいひとは面白い。

「なんかすごい色になっちゃったけど、
こんな風に自然に近い色にもっと触れて欲しいなと思うよね。」

そう話してくれたのは担任の先生。

たくさんの色が揃った絵具やクレヨンも、もちろん綺麗なんだけど、
自然の中にある色はもっと深みがあったり、淡かったり。
私は島育ちで、街中の花壇や植木よりももっと深い緑を知っています。
きっと名前のない色だってあるかもしれない。
そのことをどう彼らに伝えられるかなと考えさせられた出来事でした。

ちなみにこの色はその後不人気となり、

大きいひとが何やら作っていました(笑)
(この色でピンときたんだそう。)
小さいひとから「じょうず~!」と褒められ嬉しそうでした。

編集こぼれ話

てらだ おうみ
小麦粉に水を混ぜるだけ。
万が一口に入れてしまっても安心です。
パンのような優しい香り。
彼らも「いい匂い~」と大喜びでした。