

こんにちは。はじめまして、まちのワク星s(まちのわくせいず)です。
高校生5人組のわたしたちは、2020年11月から2021年3月までの5か月間
そらのまちほいくえんさんのインターンという形で
SDGsに取り組んできました。
このインターンはグローバルユース国連大使である、
まちのわくせいずリーダーのあいと公益社団法人鹿児島青年会議所のみなさんによって
“鹿児島の企業×高校生インターン SDGs project”として行われました。
わたしたち以外の3つのグループもそれぞれの企業さんと
協力しSDGsプロジェクトを行い、今も活動を続けています。
今回は高校生ライターとして、seedsにお邪魔し、
そらのまちほいくえんとまちのワク星sの5か月間を紹介したいと思います。
〜まちのワク星sメンバ〜自己紹介〜
鹿児島県立鶴丸高等学校2年 中野 雅(みやび)
名探偵コナンが大好きです。発展途上国や過疎地域の医療格差に興味があります!!
鹿児島情報高等学校 3年 上村 踊(よう)
中国語を勉強していて、中国のアイドルやドラマにハマっています!
鹿児島県立鶴丸高等学校 2年 湯場﨑 彩(さやか)
映画やミュージカルを見るのが大好きです。外国の文化に興味があって、世界中を旅行するのが夢です!
鹿児島県立甲南高等学校 2年 マローニ デービッド勉(マロ)
旅行やスポーツをすることが好きです。将来はグローバルな舞台で活躍したいです!
鹿児島県立鶴丸高等学校 3年 田上 愛(あい)
『glee』というドラマが好きです。将来は宇宙開発に関わる仕事をしたいと考えています!
「まちのワク星s」というチーム名は、メンバー1人ひとりが個性を輝かせながら星のように煌めき、さらに常にワクワクな気持ちを忘れず積極的に行動したいと思ったことに由来しています。

はじまりはそれぞれの高校でこのポスターを見かけたことでした。
みやび:「企業」にインターンしてSDGs!?
普段あまり関わることないからおもしろそう!自分の視野も広げられるかも!
よ う:高校生で長期のインターンができるのは貴重!
高校のSDGsの活動だけでなく企業の方々ともSDGsプロジェクトをしてみたい!
マ ロ:SDGsの取り組みに興味がある!
はじめての校外プログラムを人生経験としてやってみたい!
さやか:SDGsについてはほとんど知らないけど楽しそう!
校外活動に挑戦してみたい!
それぞれの想いを持ち、集まった高校生5人とそらのまちほいくえんさんで
1つのグループになり、SDGsプロジェクトがはじまりました。
私達は企業のSDGsの取り組みからアイデアを得るため、
そらのまちほいくえんを見学しにいきました。
よ う:食を大切にすることや地域との関わりなど生活の中に自然とSDGsのゴールにつながる行動が取り入れてられていることに驚いた!自分の身近なところがみえていなかったことを反省、、、
あ い:「劇的な変化ではないけれど、毎日のことを変えていく」という考え方が印象に残った。このプロジェクトでSDGsに取り組むにあたって、何か大掛かりなことをイメージしていたけれど、まずは自分の生活から見直してみるべきかも!
さやか:ほいくえんのSDGsツリー(SDGs達成のためのそれぞれの目標が書かれた紙が葉として集まり木になったもの)にあった、 「食べ物を大事にする」「みんなと仲良く遊びたい」という素直な発想に驚いた。SDGsを身近に考えることを私たちが子どもたちから学んだ!
見学を通してそらのまちほいくえんの
「SDGsは壮大で生活からかけ離れたものではなく半径200mの範囲で
より豊かに暮らしていくためのコンパスのようなもの」
という考えに共感し、この言葉がまちのわくせいずのSDGsのテーマになりました。
見学の後、そらのまちほいくえんのようにSDGsをみんなにとって
もっと身近なものにするにはどうしたら良いのか、
何度も何度もオンラインミーティングを重ねました。
たくさんのアイデアから絞ることができず迷ってしまい、
活動のヒントを得るため、アンケートも行ってみました。すると、
『ポイ捨てをやめようと思える街はどんなところだと思いますか?』という質問に
『ゴミ拾いを定期的にしている街。頑張っている人が綺麗にしている場所は汚せない』
という回答が。
とてもシンプルなことだったけれど、この回答に私たちは心を動かされました。
実際に動いてみよう!という助言もあって、ほいくえんに倣い、
わたし達もゴミ拾いをしてみることにしました。
マ ロ:実際にアクションを起こしてみてゴミがあちらこちらに落ちているのを見て、身を持ってSDGsが【半径200メートル】の範囲にあるのを感じた。
よ う:実際に身近なことから動く大切さを実感。想像よりたくさんのゴミが落ちていて自分が街をきれいにしていく感覚と同時に、問題はこんなに近くにあったと驚いた。
みやび:実際にゴミを拾ってみると、落ちているものの種類や場所など、さまざまな発見があった。SDGsがなぜ必要なのか、再確認!
ゴミ拾いを通して、SDGsが難しくて取り組みにくいイメージから
身近なことから取り組める喜びに変わり、この体験をたくさんの人と共有するため
新たな案を考え始めました。
マ ロ:自分の出身中でこの考えや体験を共有してSDGsに興味を持ってもらう機会を作りたい!
この提案から高校生メンバーの1人の母校である中学校で授業をすることに!
3日後にせまった授業、深夜にわたるミーティングを経て当日をむかえました。
授業では、SDGsを身近に感じてもらえるようなゲームから始めて、
全体を通して、わたしたちの日々の行動が直接、世界の問題につながっていることを伝えました。
授業の最後には、そらのまちほいくえんにあるSDGsツリーを
中学生にも実際に書いてもらいました。
ツリーには「散歩のついでにごみ拾いをする」や「食べ残しをしない」など
毎日の生活の中で持続して行うことのできることが多くあり、
私達の伝えたかったことが中学生に届いたのだと実感することができました。
マ ロ:中学生たちが想像していた以上に活発的に話し合いをしてくれたり、聞くときはしっかりと聞いてくれたりしてくれてよかった。授業のあった日に日記で感想を書いてくれた子が沢山いて、伝えたいことが伝わっているのを実感した!
みやび:SDGsに取り組むからと言って無理して生活を変える必要はなくて、ちょっと日常で気をつければいいんだという一番伝えたかったことが伝えられたと思う!授業の最後に一人ひとりSDGs treeを書いてもらったときは、とても嬉しくて、感動した。
あ い:ゲームやSDGsツリーの活動に楽しそうに取り組んでいるのを見て、本当に嬉しくなった。今回の授業がきっかけになって、少しでも多くの中学生が世界の問題や身近な問題に興味を持ってくれたらいいな。今後もこういう活動ができたらいいね!
SDGsという言葉がいろんなところで聞こえてくるようになった今、
少し遠くで起きている問題のようで、何をしたらいいのか分からないと考えることが私達自身も多くありました。
何か行動してみても1度きりで終わってしまったり、、、
けれど私たちの毎日の行動を少し変えてみるだけで世界は大きく変わっていきます。
このブログを通して、SDGsが日常でポジティブに取り組めるものになりますように。

<ファシリテーターからのメッセージ>
「まちのワク星s」のみんな、これまでの取り組み本当にお疲れ様でした。
SDGsという大きな課題に対して自分たちにできることは何なのか、様々な壁にぶつかりながらも、毎週のように自主的にオンラインでミーティングを重ね、行動に起こすことで学びを深め、更に次の行動に繋げていく次世代リーダーたちの姿にとても希望を感じました。保育園児、中学生、高校生、社会人と世代を跨いだ取り組みにも素晴らしかった。。!
僕自身も今回のプロジェクトを通し、まずは知ることの大切さ、そして自分の行動を変えてみることの大切さをみんなから学びました。素晴らしい出会いとたくさんの学びをありがとう!
これからもみんなの活動を応援してます。
手嶋州平
編集こぼれ話

漠然と見えていた大きな課題を、ひとつずつ切り分けて、仮説をたて、実践して、そこから得られたことを元に仮説をたて、また実践して・・・と、プロジェクトがどんどん深堀りされていく様子をそばで見れたのは、僕にとってもすごく貴重な体験でした。
「出身の中学校でSDGsの授業を行う!」と言い出した時、あと3日では、正直無理なんじゃないかなと思っていましたが、僕の予想を大きく裏切り、とても素晴らしい授業をおこなってくれました。
「まちのワク星s」のみんな、たくさんの気づきと感動を与えてくれて、ありがとうございました!