

そらのまちほいくえん保育チームのとうごうみくです。
先日のことです。
あるクラスの担任の先生から、今度行うクッキングの内容についてお話を受けました。
「今度、餃子作りを行います。」
「あ、この間他の先生からも伺いました。いただいたかぶの葉を使うんですよね。」
「はい、他のクラスが肉だねを作ってくれるので私のクラスでは小麦粉で餃子の皮を作ろうと思い。」
…………わおーーーー!!
(心の声が表情に出てしまった瞬間です。笑)
餃子を作るという時点で、まさか皮から作るという発想はなかった私。いやはや、まだまだだなあと…そうですよね、餃子も皮から作ったら絶対楽しいし美味しい!!
今回餃子の皮作りに挑戦するのは0歳児クラス6人のおともだち。
(お誕生日を迎え現在1歳5カ月〜1歳10カ月の6人です。何をするにもとにかく可愛いみんな♡)
さあ、いよいよクッキング始めよう!と、まず先生が小さいひとたちに見せているのは大きな玉ねぎ。ん?餃子の皮に玉ねぎ??
なんと、餃子の皮作りと同時進行でオニオンスープも作ろうという計画!!もう私、驚きと興奮が止まりません(笑)
(皮ごと加熱した玉ねぎは、もうトロットロ♡)
さて、すっかり引っ張ってしまいましたが今度こそ皮作りです!
今回は①薄力粉のみ②強力粉のみ③薄力粉と強力粉のブレンド
の、3種類を作りました。
それぞれに、こねた時伸ばした時の感触が違って面白い。そして、結構な力作業!
小さいひとたち、楽しくて仕方ありません。
大きいひとたち、必死です。(笑)
(にこにこ笑顔で生地を伸ばします。後ろから見守る先生の表情もとても優しくあたたかい。)
伸ばした皮は、このように…
お椀でまあるくカット!
見事な出来栄えです♡♡
端っこの余った皮、ちぎって遊んでいるわけではありません。
こちらは、オニオンスープのワンタンとして活用!
なんというアイデア!!
0歳児クラスさん、これまでのクッキングで1番の長丁場でした。
先生の作業を食い入るように見つめる子、最後まで手を動かして参加する子…それぞれの楽しみ方で存分に食に向き合う姿が本当に素敵でした。
さて、ここからは頼もしいお兄さんお姉さんクラスにバトンタッチです。
茹でたかぶの葉を細かく切り、肉だねを作ります。
(この肉だねの量!手際良く進めるお兄さんお姉さんたちです。)
包丁もだんだん1人で使えるようになってきました。この1年間、たくさんお料理してきたもんね。
真剣な眼差し、先生の距離感、信頼しているからこその姿だなと感じます。
0歳児クラスさんから託された餃子の皮を包む姿も真剣そのもの!
焼き加減もばっちりな餃子が完成しました〜!
あれ、こちらは…
先生たちの遊びゴコロが詰まったビッグ餃子と
小さいひとたちの夢の詰まった巨大ハンバーグ!!
「みんなで美味しい餃子を作る」という一本の目的を共有しながらも、やっている中でこれもしたい!あれもしたいよね!という想いをどんどん実現していく。
そんな、型にはまらない活動が、もう当たり前のようになっています。そして、そんな臨機応変をみんなが楽しんで、責任を持って楽しみ尽くす…ああ、料理ってこんなにワクワクするんだなあと、小さいひとたちのクッキングで再確認している私です。
あ、ちょっと忘れていませんでしたか?餃子だけではなかった、0歳児クラスさんの「もう一品」
大きな玉ねぎを丸ごと使った特性オニオンスープ。こちらも美味しく出来上がりました〜!
余った餃子の皮がワンタンに、そして餃子の肉だねも少しいただき、更に旨味たっぷり!今日の組み合わせだからできた、特別な一品になりました。
そもそも今回のクッキングは、いただいた沢山のかぶの葉を美味しいうちにいただきたい、というところから始まった企画。いただいたものを大切にしたいという想いとこんな風に食べたらきっと美味しいというアイデア、そして一緒にやるよ!という連帯から生まれたお料理でした。
きっと小さいひとたちも大きいひとたちも忘れられない、記憶に残るお料理になったんじゃないかなあと思います。
編集こぼれ話

ただ美味しいものを作って食べるだけではない、その前と後のところも同じように大切にする姿はやはり美しいです。私もそういうことをきちんと自分の姿で伝えられる大人でありたいと感じる場面でした。