読みもの
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限りなく透明に凜として生きる / 2020年11月

課題図書

2020年11月の課題図書は、いつかお会いして直接おむすびの作り方を教わりたいと思いながらも、それが叶わなかった佐藤初女さんの『限りなく透明に凜として生きる』。

 

ーー感想文の中のステキなフレーズを抜粋ーー

穏やかな気持ちになり、原点に戻りました。 毎日葉物を湯がきますが、作業の1つでした。 小松菜の緑が鮮やかになる瞬間に野菜の細胞に水分が入ってツヤっとなる…所を初女さんは透明になると表現しているのかなぁ、命が変わる時なんだ、など考えると作業じゃなくなりました。
お米もそうです。 毎日何回も炊きますが、一粒一粒を見るようになりました。

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食する事が命をいただくことはわかっていても、深く考えた事もなくこの本を読んですぐに佐藤さんの想いを捉えて(30%も捉えてないかもですが)お料理をしてみたいと思いたちました。

心のゆとり、時間のゆとりがある1日にじっくりお野菜たちと向き合って作り自己満足なんですが、おいしいねと食べる自分が嬉しかったです 食は命の基本。

色々な物を食べられるこの幸せな時代にあっても、たまにはおむすびひとつを美味しいと思える我に返りたいと思わせてくれる本でした。

シンプルイズベスト。 素直な私でありたい。

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第一章『握手の瞬間に二つのいのちが一つになる』は特に心に響きました。

握手1つで相手の気持ちを動かす事に繋がり、人から人への『いのちのうつしかえ』となる事。

こんな素晴らしい考え… いつまでも忘れないでまた家族とも親しい人達とも語りたいと思いました。

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「自分が大きくなりすぎている」というところに、上手く説明はできませんが、感じるものがありました。

そして、以前課題図書で読んだ『その島の人たちは人の話を聞かない』にもありましたが、 多様なものが多様なままに生きること。
そういう人もいるんだ、と受け入れることが皆が幸せになる一歩だと改めて思いました。
そして、さんが、これらのことにお料理を通して気づきを得たということに感動しました。
生活は祈り。毎日を丁寧に生きたいと思います!
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さんの本に出会ったのは、ひより保育園の開園前。
「(あなたは)食育や給食を通して何を伝えたい?」と質問され、さんの本で「愛された記憶」という言葉を見つけた時に、これだ!と直感的に感じました。
限りなく透明に、、
先入観や思い込みではなく素直な気持ちで全てを受け入れる。
なかなかこの年で素直になれない事が多いですが、先日は同僚の前で素直な気持ちを出せました。
すっきりして、気持ちが良かったです。